<代表幹事あいさつ>
東京大学出版会 大江治一郎
5月16日に開催された人文会年次総会において昨年に引き続き私が代表幹事に選出されました。また書記幹事には未來社の吉田哲夫氏、会計幹事には創元社の重光義彦氏が重任し、三役を構成することになりました。委員会構成については今年度より今までの4委員会体制から2委員会体制に改編し、新販売委員会は春秋社の鎌内宣行氏、弘報委員会はミネルヴァ書房の杉田啓三氏が委員長に就任しました。なお、会長のみすず書房福田晴行氏は退任されました。今まで同様よろしくお願い申し上げます。
今年は、人文書の普及と書店店頭における人文書の棚の定着を目的とする出版社が集まり、1968年に結成された人文会にとって創立35周年にあたります。そこで昨年より35周年実行委員会を組織し、いくつかの記念事業を行う予定です。
1.『人文書のすすめV』の刊行。私たちは結成20周年を迎えた1988年に『人文科学の現在』、その後5年ごとに『人文書のすすめ』、『人文書のすすめU』を発行し、その中で人文書を哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育、批評・評論の7つの中分類に分け、さらに70の小分類に区分して4417点を基本図書としてまとめました。これは書店の棚作り、図書館の蔵書チェックに利用されることが多く、大変な好評を得てまいりました。今回気鋭の執筆者にそれぞれの分野の最近の動向について概観していただくとともに、基本図書一覧をバージョンアップいたします。秋には刊行の予定です。ご期待ください。
なお、この基本図書はこの人文会ホームページに検索システムを備えた上でアップいたします。人文書の基本図書をまとめて知りたいという方には非常に便利でかつ信頼できるものと自負しています。是非ご活用いただきますようお願いいたします。
2.若手書店人による座談会。「21世紀の人文書の棚―35歳の主張」というタイトルで30代の書店人の方にお集まりいただき座談会を実施しました。この内容は『人文会ニュース』に掲載いたします。
3.講演会。秋に東京と大阪(または神戸)で講演会を開催します。
4.ブックフェアの開催。札幌・東京・大阪(または神戸)・福岡の4書店で人文会会員社の書籍を多数集めたブックフェアを計画しています。
その他、私たちは人文書の販売のために、書店様との研修・情報交換を中心とした地道な活動を続けてまいります。書店・取次の皆様にはいっそうのご支援・ご協力をお願いいたします。
|